創部のきっかけは、１９５６年入学の故甲弓会名誉会長の上山英介先輩が、平野次郎先輩と始めたことにあります。
翌年５７年に２名、５８年に３名が入部し、５９年には弓道同好会として弓道連盟に正式加入しました。
その後、リーグ戦を勝ち抜いて昇格を果たすと共に、道場は部員達の手作りで、年々少しずつ整備していったと伝え聞いています。
６９年念願の１部リーグ昇格、７０年女子部創設、そして女子部も１部リーグ昇格を果たしたのは、創部２５年目の８１年でした。
その後も関西の強豪校として活躍を続け、日本一を競う王座決定戦にて女子部は３度の優勝（８９年９７年１４年）、男子部は３度の準優勝（７０年８３年９２年）という実績を残しました。しかしこれらの輝かしい歩みは、惜敗に涙した積み重ねと共にあり、それらが２０１６年で創部６０年を迎える歴史であるといえます。
厳しい練習と団結力で培われた「甲南の射」を引き継ぎ、これからも新しい１ページを作り続けていきたいと思います。